マイクロフィルム 35mmロールフィルム編(コスト・価格は?)

古典籍類や図面・新聞のマイクロ化で大活躍永年保存用


下図)のように31.8mm×45mmの広いフレームいっぱいに写し込むので、特に下記の3点は35mmが多く使用されている。
  • 高い解像力と鮮明度を要求される建築図面、設計図面、地図等 図面類
  • 複製によるリアル性(墨跡等のハーフトーン)を求められる 古典籍類
  • 小さなな文字や写真を再現できるために新聞類


  •  特にここ数年は、保存の為のマイクロフィルム化が見直され、活用のためのマイクロフィルムからのデジタル化が急ピッチに進んでいる。
  •  又、図面などは直接大型スキャナーでデジタル化することも好評である。しかしマイクロフィルム化してデジタル変換したほうが好評。

     理由は、保存用マイクロフィルムが付属で在るので紙の図面が廃棄できることと、2点セットなのに、はるかに安価な提案が出来るためです。 
        * マイクロフィルムからのデジタル変換が好評です


35mmマイクロフィルムの絵
    
35mmフルサイズ (上記の寸法はISO規格のため全世界に通用するのです)

1.図面の場合


ぼくが説明するね


とにかく 小さなサイズから、A0判ほどの大きいものまで撮影できます。
被写体の大きさが統一されてなくてまちまちの場合は、サイズ毎にカメラを上げたり下げたり しなきゃあならないのだ。

たとえば、同じA1サイズばっかり1日じゅう撮影したら
700〜2000コマ撮影/台 (50〜142円/コマ)だけど、サイズが混合していたら400〜600コマ撮影/台(166〜250円/コマ)しか撮影できなかったりするんだ。

だからそのまんま価格に跳ね返らざるをえないのである。


あと原図が小さく折りたたまれていたり 順番が狂っていたり 破れや折れがあると 撮影前作業がその分だけ長引く。 これもおんなじだ。 価格に跳ね返ってしまうのであった。 そこをご了承くださいませ。

だけど当社は製造加工元(工場)なので、直接大量に発注されれば、流れ作業しますし、産直の安価な提案が可能です。

ぜひ1度、「原本を見にきて見積もってくれ」 とメール下さい。 e@kmsym.com

営業マンが、きっと納得のゆくマイクロフィルム化のお見積りと
最良のデジタル化の提案を合わせてご紹介できるでしょう。

     
このキャビネットには、
A1サイズのトレペの図面が 約3000枚
ファイルされているとすれば⇒

棚の内寸(高さ)4.7cm×5段
        
   
マイクロフィルム35mm
100f ロールだと
     5本


マイクロフィルム16mm
215f ロールだと
      2本
 で管理できます。

 当社内のカメラは、
 このような 大型特殊カメラで撮影しています。

 * アパチュアカードマウントをする場合のピッチは、5.8mm以上に設定するのだ。



2.古典籍類の場合



「人類共通の宝物といえる数々の歴史史料。 過去の人々の生きてきた記録に心傾けるとき、新たな未来を創造する智恵を窺い知ることができるであろう」
という使命のもとに いかに鮮明にいかにリアルに記録再現できるかっていうところで35mmサイズになったのだ。
この古典籍類の撮影の分野は、当社のもっとも得意とする(技術上)分野です。 国の様々な最高機関で作業を担当させて頂いております。

最近では、マイクロフィルムの品質もUPしたので古典籍類の16mm化(自動検索可能)もあちこちで見られる。 35mmのばあい1日の撮影は
500〜2500コマ/台(40〜200円/コマ) 原本の劣化の具合や所蔵者の原本扱い方注意事項により極端に価格が変わります。


(和本の場合)
和装本等原本が袋状になっていて撮影時にガラスで押さえたときに裏文字が写り出てしまう時には、袋状の間に裏写り防止用 の合紙(アイシ)を挿入する作業と裏写りの少ないネガフィルムが完成します。
しかし、価格は、合紙の挿入の手間と撮影のちに合紙取り除き作業等の手間代が、一丁(1コマ)あたり

5円〜30円ぐらい追加予算が必要(撮影代は別)となるのでご了承下さい。

そしてマイクロフィルム発注時、必ず注意しなければならないことですが、
原本所蔵者の方は、シバン虫やシミ・ゴキブリなどをはじめとする虫害などが原因で、ぼろぼろの状態の和紙の場合は、合紙を入れる作業自体が原本崩壊を促進してしまうことにもなりえます。どんなに丁寧に扱っても崩壊を促進する場合があります。
そのようなと時は、当社で裏打ちなどの修復専門業者さんをご紹介できます。
合紙作業を見合わせるかどうかの判断も含めて撮影業者に相談、ご指示下さい。
その他、原本の取り扱い注意事項があるときには事前にご指示下さい



(洋本の場合)
洋本の場合は、本のカバーが皮製で硬いものが多く、取り扱いに注意しなければなりません。
特に再製本を繰り返されたものなどは綴じ代に余裕が無いものが多く、見開き本のノドの部分が鮮明に撮影できない事態にもしばしば遭遇します。

デジタル化やコピーであればミノルタ製のブックコピアのような機器での対処も可能ですが、あくまで忠実なマイクロフィルムを創る場合は、原本を解体(及び半解体)することも事例として多くあります。

修復に関しては、同じ皮の表紙を再利用して形態を変えないように再製本することがお勧めであり、そのような事が可能なようにするには、解体時より特別な注意が必要です。 当社にて洋書専門の修復・補修専門業者さんをご紹介が出来ます。
過去には
一冊解体+修正代で3.000円〜20.000円くらいとお客様のご要望や原本の素材や状態・それ自体の価値により、まちまちです。

特に洋書は酸性紙劣化が進行中なものが多いのです。
撮影の事前調査として原本のチェックを保存・修復の専門家が行うことが大切です。当社では撮影だけでなく、事前調査の相談もお請けできるようにしております。
当社の前例としては 5万円〜15万円/日くらいまで、場所と時間と調査内容によりその都度お見積り可能です)
特に硫酸バンド(硫酸アルミニウム・滲み止め剤として多く使用された)による劣化原因が課題です。
劣化の頻度の高い恐れのあるものは作成年月日や作成場所、紙繊維の調査などでもあるていど特定が可能です。

史料保存の研究者の間では、
物理的条件で言えば、江戸時代以前の和本よりも、明治・大正・昭和時代の酸性紙の洋書のほうが劣化のリスクがはるかに高いものが多いでしょう。
酸性紙で作られた資料の優先順位を高くしてマイクロフィルム化などの情報の代替が必要不可欠です。  という意見があります。

史料保存と代替作業を検討される時には、
国公立の史料保存機関の先生方へ、ご希望と現状を相談する事をおすすめしています。
当社でも史料保存に関わる業者として、でき得る限りのお手伝い(アドバイスを含め)をさせて頂いておりますのでお気軽にご相談下さい。



3.新聞の場合



人類の日記帳、新聞。

文字を鮮明にかつ写真をリアルに撮影することは、35mmマイクロフィルムでも高度な技術力が要求されるのです。フルサイズ(1コマ)に1ページ(A2サイズ)分を撮影することが良いでしょう。

1日の撮影量は
700〜2000コマ(50〜142円/コマ)くらいかな。

撮影する段階で、すでに新聞の真中で断裁されていた場合は、1日の撮影コマ数は2000コマ以上が可能となるので、その分安価なご提案が可能です。

とにかく撮影の前の段階の原本の状況に左右されるのであった。



 *(信用と実績・納得のゆく お見積り)
図面にしろ古典籍類にしろ、新聞にしろ、原本を1度当社へお持ちいただければその場で 即お見積りが出来ます。
「えいっ面倒だっ!」という方は、株式会社 国際マイクロ写真工業社 営業部へTEL下さい。03-3260-5931

高い技術力、セキュリティー対策 など、他社との違い(付加価値)を追及しております。より安価でより高品質のアウトソーシング業者としての体制を充実させております。 情報入力業者(同業者)からの業務委託も少なからずあり、高い評価を頂いております。

早々にご都合を合わせて、付加したご提案を含めて お見積り(もちろん無料)を対応できるでしょう。